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ひろしとアカリのセキュリティ事情

スマートスピーカーの利用時に気をつけたいこと

2018/02/15

ネットにつながるスマート家電もセキュリティには要注意

Amazon EchoやGoogle Home、Clova WAVEなどのスマートスピーカーが本格的に普及しつつあります。スマートスピーカーは、スピーカーとして音楽やラジオなどさまざまな音声情報を再生できるだけでなく、マイクと人工知能(AI)を活用した音声認識機能を備える音声アシスタントデバイスです。

気軽に会話を楽しむ感覚で話しかけるだけで、好みの音楽の再生してくれたり、ニュースや天気予報の読み上げ、今日のスケジュールを教えてくれたりします。連携している機器であれば、話しかけることで、照明をオン・オフしたり、テレビのチャンネルを変えたりしてくれます。

便利なスマートスピーカーの利用にあたって避けられないのはセキュリティの問題です。ネットにつながるスマートスピーカーにはハッキングによる情報漏えいや不正操作など、従来パソコンやスマホで注意しなければいけなかったことと同様のリスクがあるためです。

たとえば、スマートスピーカーが収集し、クラウドに蓄積するさまざまな情報の中には、他の人に知られたくないプライベートな情報や、買い物をするために登録したクレジットカード情報などが含まれることがあります。これらがサイバー攻撃の標的になってしまうと、情報が漏えいしたり意図せず悪用されてしまったりする可能性があります。

スマートスピーカーに限らず、ネットにつながるすべてのスマート家電、IoT機器はこうした危険にさらされる可能性があることを意識しましょう。あらかじめ注意点を把握しておけば、より安全に安心して利用することができます。

IoT機器を利用するときのセキュリティのポイント

セキュリティを考慮して設計されたIoT機器を利用する

IoT製品の購入にあたっては、利用者側で制御できるプライバシー設定を含むセキュリティ機能やサポートの有無を選択基準の1つにしましょう。IoT機器から収集される情報の種類や収集の目的、メーカーの個人情報の取り扱いやプライバシーに関する方針を確認することも大切です。利便性と情報漏えいのリスクとのバランスを考慮し、不要な機能はあらかじめオフにするといった対応をとりましょう。

IoT機器に適切なセキュリティ設定を行う

IoT機器を使い始める前に、適切なセキュリティ設定を行いましょう。スマートスピーカーなどのIoT機器もパソコンと同じように、メーカーからOSやファームウェアの脆弱性を修正する更新プログラムが提供されたら速やかに適用することが重要です。自動更新機能がある場合は有効にしておきましょう。IoT機器のIDとパスワードの初期値も必ず変更してください。

IoT機器がつながるホームネットワークへのセキュリティ対策をする

お使いの家庭用ルータや「ウイルスバスター for Home Network」のようなセキュリティ製品を使って、ホームネットワークにつながるパソコンやスマホに加えてIoT機器を守ることができるセキュリティ製品や機能を使って脅威から守りましょう。また、「オンラインスキャン for Home Network」のような、ホームネットワークにつながるIoT機器を表示し、各機器のセキュリティの問題点と解決策を示してくれる無償のツールも存在します。まずは、ご家庭内のIoT機器のセキュリティ状況を把握し、適切な対策を行いましょう。

※バナーをクリックするとトレンドマイクロのオンラインスキャン for Home Networkのページが開きます。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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