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ひろしとアカリのセキュリティ事情

Wi-Fiルータを購入したらまずはセキュリティ設定を

2020/07/09
(ひろしの家にいるアカリと軽井)軽井「Wi-Fiを使ってもいいですか?」、ひろし「うん。ゲスト用のWi-Fiを開放するよ」
軽井「ゲスト用ってなんですか?」、ひろし「ネット接続はできるけど、ホームネットワークには入れない」
ひろし「これにつないで」(SSID一覧画面のGST-×××××を指さす、軽井とアカリがSSID一覧画面をのぞき込む)、アカリ「あ、私がいつも使っているのと同じだ」
アカリ「私も家族じゃなくてゲスト扱いだったのね。ショック」(うなだれるアカリ)、ひろし&軽井「…」

ルータのセキュリティ設定を見直そう

家庭ではパソコンやスマホだけでなく、テレビ、ゲーム機、カメラ、スピーカーなどのスマート家電もホームネットワークにつながるようになりました。また、日常生活でもテレワークやオンライン授業に伴うネット活用が広がっています。ただ、ホームネットワークに接続する機器やサービスが増えれば増えるほどWi-Fiルータへの負荷は大きくなり、通信速度が低下してしまいます。より高速で安定した通信環境を確保するために高性能なWi-Fiルータを新調したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

Wi-Fiルータを買ったらまず確認したいのがセキュリティ設定です。ホームネットワークの要であるルータのセキュリティを破られると、そこに接続するすべての機器に通信傍受や不正操作などの危険が及ぶためです。ルータを安全に利用するため、まずは「ルータの管理画面に入るためのIDとパスワードを初期設定から変更する」「ファームウェアの自動更新を適用する」「各SSID(Wi-Fiネットワーク名)の設定を確認し、必要に応じて変更する(暗号化方式やSSIDの表示方法など)」の3つの対策を行いましょう。

友人などの一時的な来訪者にWi-Fiを貸し出す場合は、ゲストポート機能(ネットワーク分離機能)の利用も検討しましょう。これは、ホームネットワークとは分離したゲスト用の無線LANを用意し、来訪者にインターネット接続だけを許可する機能です。ホームネットワークにつながる機器へアクセスされたくないといった場合に有効です。また、来訪者の端末を介してマルウェアがホームネットワークに入り込むことも防げます。設定方法については製品マニュアルや各メーカーのホームページを参照してください。

Wi-Fiルータの中には、不正サイトや不正プログラムなどから保護してくれるセキュリティ機能を備えているものもあります。Wi-Fiルータを選ぶ際は、通信規格や最大通信速度だけでなく、セキュリティ機能も比較しましょう。

ホームネットワークのセキュリティに不安を感じている方には、Wi-Fiルータを含むホームネットワーク全体を保護、管理できるセキュリティ製品の利用がおすすめです。たとえば、ウイルスバスター for Home Networkは、ホームネットワーク内の通信を監視し、マルウェアを配布しているような危険なサイトや有害サイトへのアクセスだけでなく、外部との不審な通信もブロックしてくれます。また、ホームネットワークに新たに接続を試みている機器を通知してくれます。アプリ上で接続の可否を管理できるため、第三者によるネットワークのタダ乗りや介入を未然に防ぐことも可能です。

まずは、家庭内ネットワークが危険にさらされていないかどうかを診断することから対策を始めてみましょう。トレンドマイクロは、ホームネットワークの安全性を評価するスマホ向けアプリ「スマートホームスキャナー」と、パソコンで利用できる診断ツール「オンラインスキャン for Home Network」を無料で提供しています。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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