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ひろしとアカリのセキュリティ事情

新社会人に必要なセキュリティの心得

2021/03/18
オフィス通路を歩きながら話すひろしと軽井、ひろし「セキュリティ講習、ちゃんと受けたか?」、軽井「はい。とても勉強になりました」
軽井「メール経由の詐欺には絶対だまされませんよ!」、ひろし「おう、その意気だ」
軽井「セキュリティの意識が一気に高まりました」ひろし「…」(視線の先に軽井のデスク)
ひろし「パソコンの画面、開きっぱなし」(Excelシートが見えている)「作業データもパスワードも丸見えだけど」(ディスプレイに付箋)、軽井「…気をつけます」

セキュリティは従業員一人ひとりの心がけが大切

社会人には常にセキュリティを意識した慎重な行動が求められます。もし、自分の不注意で情報漏えいなどが生じてしまった場合、きっかけを作った本人だけでなく、勤務先も責任を問われてしまいます。

私たちがついやってしまいがちなのは作業中のパソコン画面をロックせずにその場を離れてしまうことです。もし、何者かにパソコンを操作されたり、スマホで画面を撮影されたりして業務情報を持ち出されてしまった場合、どうなるでしょうか。たとえば、開発中の製品やサービスの情報が競合他社に漏れてしまった場合、勤務先が多大な損失を被る可能性もあります。さらに、取引先や顧客にまで被害が及ぶ可能性も否めません。

社内外を問わずパソコン作業中に何らかの理由でその場を離れる際は、必ずスクリーンロックをかけましょう。これはパソコン画面を専用のロック画面に切り替えることで第三者に作業内容を盗み見られたり、勝手に操作されたりすることを防ぐ仕組みです。使用を再開する場合、事前に設定したパスワード、あるいはPIN(4桁以上の暗証番号)を入力してロックを解除する必要があるため、第三者にパソコンを不正使用されにくくなります。

また、パソコンのログインパスワードや、業務用サービスとアカウント情報(IDとパスワードなど)の組み合わせを忘れないよう、それらを付箋に書いてディスプレイに貼り付けている方もいるかもしれません。しかし、他人の目につく場所にパスワードを置いておくのは大変危険です。それを見れば第三者がパソコンにログインし、サービスの認証を突破できてしまいます。社会人は勤務先に決められた方法でアカウント情報を適切に管理してください。スマホやタブレットを貸与されている場合も同様です。第三者に作業内容を盗み見されたり、端末を操作されたりしないよう注意を払いましょう。

企業のセキュリティ確保への取り組みは、従業員一人ひとりの協力なくして成立しません。すべての従業員には当事者意識を持って最低限のセキュリティ知識を身につけるとともに、勤務先のガイドラインやポリシーに従って行動することが求められます。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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