HOME>FEATURE / こだわりビト紹介>「和心を伝える、NEW WAVE書家。」 凌舟/書道家
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プロフィール
凌舟(りょうしゅう) 本名・大倉亜紀。神奈川県藤沢市在住。 5歳より書道を学び、各展示会で数々の賞を受賞。18歳の時に師範資格を取得、“凌舟”の雅号を授かる。一方で中学時代にサーフィンと出会い、高校卒業後プロをめざして渡米留学。帰国後、書を生かしたクロージングブランド『凌舟』を立ち上げ、アーティストとしても活動。
Tシャツやウェットスーツにしたためられた「月」「波」の優美な文字が、書道にあまり縁のなかった若い世代を惹きつけている。湘南で生まれ育った現役サーファーであり、師範資格を持つ書道家、さらにオリジナルブランド『凌舟』を通じて「書の魅力」を新世代に発信する、凌舟のナチュラル創作ライフ。
書道家への道を拓いてくれた、師との出会い。
5歳から兄に倣って書道教室に通い始めた凌舟。“自由に書く”ことが楽しく、入賞の度に褒められるのも嬉しくて、小・中・高と自然に筆を手にし続けてこられたと言う。「これを書きなさいと言われても、“書きたくない”って言う子だったみたいで…正座もきちんとしていなかったぐらい(笑)。自由に書かせてくれる先生に、ずっと恵まれてきましたね。高校に入学して最初の書道の授業の時、いきなり先生が私の前で立ち止まり、“弟子に来ないか”と声をかけてくださったんです。有名な書道家の先生で、お弟子さんをほとんどとらないと聞いていたのですが、“良いところをのばしていけばいいから”と、とにかく自由に書かせてくれて。その出会いがなければ、書道家としての私はなかったですね」。
師範の資格を取りながら、プロサーファーをめざして渡米。
生まれも育ちも、生粋の湘南ガール。海のそばに住んでいたこともあり、中学時代からサーフィンに熱中し始めた。何にでもとことんのめり込む性格。波と格闘し続けるうち、夢はいつしかプロ・サーファーへと大きく傾いていく。「書のことはまったく考えず、カリフォルニアに留学して2年間ひたすらサーフィンばかりしていました。ちょうどその当時、漢字のロゴが流行っていて、それにかなり衝撃を受けましたね。海外で書の美しさをあらためて再認識したことで、自分にも何か発信できるんじゃないかと思ったんです」。
Tシャツに書くことから始まった、『凌舟』ブランド。
帰国してみたら、日本では相変わらず英字ロゴが氾濫。しかも芸者や歌舞伎調の派手なデザインばかりで、トレンドとはほど遠いイメージに違和感を感じた。「もっと奥ゆかしくてやさしい、繊細でシンプルな表現のTシャツがあってもいい、その方がより日本らしさが伝わるんじゃないかと思って。それでまず、大好きな“月”という字を書いて、友人のサーフショップの協力を得てTシャツにプリントしたのが、『凌舟』ブランドを立ち上げるきっかけになりました。波という文字ひとつをとってみても、自分の好きな調子やラインなど、表情は様々。漢字自体が象形文字をルーツとしているので、その形のイメージをふくらませると同時に、自然と対話するつもりで、思うままに筆を走らせながらデザインしていくのが楽しいですね」。
「伝えること」をライフワークに、自分の本道を極める。
彼女自身もお気に入りのサーフブランド『FUTURE』とのコラボレーションや、携帯サービスのCMでネイルアートとデコレーションした毛筆で書を書くなど、アーティストとしての活動も華やかに広がってきた。「でも、書道界から見れば私の活動はやはり邪道。ただ、そういう世界だけに閉じ込めてしまうと、書はなかなか広まっていかない。そんな歯がゆさをずっと感じていたました。悩んだ時期もありますが、私の活動を入り口に書が注目されたり興味を持ってもらえると、“やっぱり私は伝えることをライフワークにしていくべきなんだな”と実感します。それだけに、適当なことはできない。本物に勝るものはないので、本道も極めつつ、ブランドでもより本物を伝えていきたいという思いは強いです」。
黒と白でしか表現できない究極にシンプルな世界。
ストレートなだけに、内面をいかに表現していくかに大きな意味があると語る凌舟。「情景を思い浮かべながら書くか書かないかでは、筆の走りもぜんぜん違ってくるんです。感じる心を常に大切に、思い描くモチベーションに気持ちのすべてを集中させて持っていく。ここ2、3年ようやくその手応えが掴めるようになってきて、書くことがますます面白くなってきました。本業の書道はさらにストイックな世界なので、自分への厳しさがないとやっていけない。“道”の付くものは、精神を鍛えてくれる所がいいですね。内面が育っていかないといい書も書けないということに、ようやく気づきました。“凌舟”は、師匠がつけてくれた雅号で、“波風を凌いで突き進め”という意味。男らしい名前ですよね(笑)」。
それぞれの活動の相乗効果が、彼女の目線をさらに高く引き上げ、独自の表現へと繋がっていく。サーフィンを日課にする中で、自然とふれあい、その情景への思いやイメージを深めていくことも、書道家としてアーティストとして必要不可欠だと語る。後編では、自然体で生きる彼女が次に挑まんとする波の行方を、さらにインタビューで追ってみます。
FEATURE22
琴欧洲 / 大関
「ブルガリアからの相撲大使。」
FEATURE21
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FEATURE19
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FEATURE17
熊本 浩志 / 株式会社リアル・フリート代表取締役社長
「日本が世界に誇れる“美しいカデン”を。」
FEATURE16
多田弥生 / 『多田屋』若女将
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FEATURE15
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FEATURE14
山中純平 / 『清課堂 山中源兵衛』7代目店主
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FEATURE13
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FEATURE12
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FEATURE11
凌舟 / 書道家
「和心を伝える、NEW WAVE書家。」
FEATURE10
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FEATURE9
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FEATURE8
ODN&SpinNet presents
「10周年記念 オリジナルコンテンツ 総集編」
FEATURE7
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FEATURE6
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FEATURE5
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FEATURE4
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FEATURE3
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