いまや、大人だけでなく、中高生にとってもFacebookやInstagramなどのSNSの利用は当たり前になりました。しかし、日常の出来事などを手軽に発信できるあまり、SNSでは不用意な情報公開がきっかけで犯罪やトラブルに巻き込まれてしまう危険性があることを覚えておかなくてはなりません。
たとえば、プロフィールや投稿の公開範囲を制限することなく、SNSを利用しているとどんなことが起こり得るでしょうか。
友人や知人、家族だけでなく、意図しない相手や見ず知らずの人にも名前や住所、電話番号、メールアドレス、写真などの個人情報、プライバシー情報が筒抜けになってしまいます。結果、個人情報を悪質な業者に売られたり、出会い系サイトに無断で写真を載せられたリ、ストーカーや脅迫などの被害に遭ってしまうことも考えられます。
SNS上で不特定多数に公開した情報は、だれに、どのような目的で見られているかわかりません。お子さんがSNSを使い始める際には、保護者はまず楽しい使い方と同時に危険があることの両方をきちんと伝えてあげましょう。そのうえで、お子さんと一緒にプロフィールに記載する内容を確認し、適切なプライバシー設定を行いましょう。