スマホもパソコンと同様にウイルスの脅威にさらされています。スマホでウイルスと呼ばれるのは、スマホに侵入して不正活動を行う不正アプリです。
スマホ利用者をだまして不正アプリをインストールさせる手口は日々巧妙さを増しています。たとえば、SNSやメールで紹介されていたアプリをダウンロード元を確かめずに手あたり次第入れてしまっている人は、もしかしたらすでに不正アプリの侵入を許してしまっているかもしれません。アプリをインストールするときには、正規のアプリストアからアプリや開発元の評判を確かめたうえで入手しましょう。
またアプリをインストールするときには、アプリがどんな権限を求めてくるかを注意深くチェックをすることで不正アプリの侵入を防げることがあります。
たとえば、ただ辺りを照らすだけの懐中電灯アプリがインストールの際に「連絡先データの読み取り」「SDカードのコンテンツの読み取り」など、アプリ本来の機能を実現するのに不要な権限を求めている場合は不正アプリが疑われます。
※必要以上の権限を求めているアプリが必ずしも不正アプリとは限りません。不正アプリを判別するひとつの指針として参考にしてください。
インストール時にアプリに許可する権限を慎重に確認し、特に「連絡先」や「SDカードに保存した内容」の読み取り、「デバイス管理者の権限」などを要求する場合、本当にそのアプリがそれらの情報を必要とするのか慎重に考えましょう。判断ができない場合、アプリのインストールを見合わせることも選択肢のひとつです。
セキュリティアプリを使えば、インストールしようとしているアプリの危険度を事前にチェックし、インストール済みアプリの危険度も確認できます。スマホでもセキュリティアプリの利用を検討しましょう。