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ひろしとアカリのセキュリティ事情

スマホにもウイルス?

2017/08/31

スマホのウイルスは普通のアプリに見せかける

パソコンと同じように、スマホにもウイルス感染の危険があります。スマホウイルスは不正な行為をするアプリなので、不正アプリともよばれます。スマホに不正アプリをインストールしてしまうと、スマホ内の連絡先情報が盗まれたり、スマホの画面がロックされて端末を操作できなくなったりといった被害を受ける恐れがあります。

パソコンの場合、ウイルスの多くは、OSやソフトの脆弱性(セキュリティ上の弱点)を突くことでユーザに気づかれないようにパソコンに侵入します。これに対し、スマホのウイルスは一見するとごく普通の“アプリ”として端末に入り込みます。スマホにウイルスが侵入してしまう原因のほとんどは、スマホ利用者が不正アプリと気づかずにインストールしてしまうことにあるのです。

スマホ利用者に不正アプリをインストールさせるためのだましの手口は巧妙です。たとえば、メールやSNSの投稿、Web広告からアプリの配布サイトへ誘い込み、人気ゲームや動画再生ツール、システムアップデートに必要なアプリなどに見せかけ不正アプリをインストールさせます。人気アプリと同じタイトル名やアイコンなどを用いて本物を装う偽アプリには、特に注意が必要です。

音楽や動画再生ツールに見せかけた不正アプリの例

Androidのシステムアップデートに見せかけた不正アプリの例

アプリを紹介するメールやSNSのURLリンク、ネット広告をむやみに開いてはいけません。正規のアプリストアに見せかけた不正アプリの配布サイトなどへ誘い込まれてしまう恐れがあります。アプリのインストール時は必ず、Google PlayやApp Store、各携帯電話会社が運営するアプリマーケットなど、安全性を事前にチェックしたうえでアプリを公開するマーケットを利用してください。インストールするアプリの安全性を事前にチェックしてくれるセキュリティアプリも最新の状態で使いましょう。

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