一方的に送りつけられる迷惑メールの中には、ウイルスの拡散を目的としているものもあることをご存知ですか? 受信者にメールの添付ファイルを開かせることでウイルスに感染させる手口は定番になっています。
昨今の迷惑メールは受信者に不信感を抱かせないように作り込まれています。たとえば、実在する企業を名乗って「請求書の送付」や「商品の配送確認」などの件名と自然な日本語の本文を使い、zip形式の添付ファイルを開かせる手口がよく見られます。実際に、zipファイルを展開し、拡張子が「.doc」や「.js」、「.wsf」、「.exe」、「.scr」などのファイルを開いてしまったことがきっかけでランサムウェアやオンライン銀行詐欺ツールに感染してしまうケースが確認されています。
そもそも、身に覚えのないメールの添付ファイルを開いたり、本文内のURLをクリックしたりしてはいけませんが、もしもメールに添付されたファイルを何気なく開いてしまった後、「怪しいファイルを開いてしまったかも」と感じた場合、どのように対処するべきでしょうか。