スマホの電源を入れ、言語やWi-Fiなどの設定を済ませると、Android端末ではGoogleアカウント、iPhoneではApple IDの登録を求められます。GoogleアカウントやApple IDは、GoogleやAppleそれぞれが提供する各種サービスを利用するためのIDとパスワードです。
すでにGoogleアカウントやApple IDを持っている方は、そのアカウントを使用することもできますが、ここで重要になるのはアカウント乗っ取りを防ぐためのパスワード設定です。SNSなどのサービスの利用開始時にも本人認証用のIDとパスワードを登録しますが、複数のサービスに同じパスワードを使い回したり、単純な文字列のパスワードを設定したりすると、アカウントに不正アクセスされるリスクが高まります。アカウントの登録、利用に当たっては、すでに利用中のサービスとは異なる、第三者に推測されにくいパスワードを必ず設定しましょう。
スマホを手に入れたら、FacebookやInstagram、Twitter、LINEなどのSNSを利用する方がほとんどではないでしょうか。SNSの利用開始時に必ずチェックしたいのがプライバシー設定です。だれに見せるべき情報かを踏まえて適切なプライバシー設定を行い、プロフィールや投稿の公開範囲を制限しましょう。
Android 6.0以上の機種やiPhoneでは、インストール済みのアプリに許可する権限を個別に制御できます。このため、適切な権限管理を行えば、アプリを介してプライバシー情報を意図せず漏らしてしまうことを防げます。ポイントは、アプリに連絡先情報や位置情報へアクセスする権限を不用意、不必要に与えないことです。
「設定」から「アプリと通知」へ進み、「アプリ」を押します。アプリ一覧から権限を確認したいアプリを選択し、「権限」をタップ。不許可にしたい権限をオフにします。