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ひろしとアカリのセキュリティ事情

クレジットカード情報を狙うウイルスに要注意

2018/12/13

クレジットカードの不正利用を防ぐために

クレジットカードを利用したオンライン決済は、いまや当たり前の時代になりました。一方で、ネット利用者がクレジットカード情報をだまし取られ、不正利用される被害も横行しています。

その代表的な脅威の1つがオンライン銀行詐欺ツールです。これはもともとネットバンキングの認証情報をだまし取るウイルスとして知られてきましたが、いまやそのほとんどがクレジットカード情報も狙っています。実際、パソコンに侵入したオンライン銀行詐欺ツールは、ネット利用者によるカード会社のログインページへのアクセスを検知すると、そのページにかぶせるように偽の情報入力フォームを表示します。そこで通常のログイン時には尋ねられないカード番号や有効期限、セキュリティコードなどを入力させ、それらの情報を不正に入手するのです。

オンライン銀行詐欺ツールの侵入を防ぐ3つのポイントを押さえておきましょう。

1.メールの添付ファイルやURLリンクを不用意に開かない

メールは、ウイルス拡散やフィッシング詐欺に用いられる代表的な手段です。たとえば、配送業者を装って不在通知メールを送りつけ、ウイルスを仕込んだ添付ファイルを開かせる手口が確認されています。

2.OSやソフトを最新の状態で使用する

OSやソフトに脆弱性があるパソコンでは、脆弱性を攻撃するプログラムを仕込まれたWebサイトを訪れただけでウイルスに感染してしまうリスクがあります。OSやソフトの開発元から脆弱性を修正する更新プログラムが提供されたらできるだけ早く適用させましょう。

3.セキュリティソフトを最新の状態で利用する

セキュリティソフトは、ウイルス感染や脆弱性悪用した攻撃をする不正サイトにアクセスしてしまうリスクから利用者を守ってくれます。最新の脅威に対応するためにも、セキュリティソフトは常に最新の状態で利用しましょう。

※クレジットカードの利用明細に不審な取引を見つけたら…
利用明細やメールでの通知をチェックして、もし不審な取引を見つけた場合は、クレジットカード会社に連絡して利用停止の手続きを行いましょう。その際、利用しているパソコンなどにウイルス感染の疑いもあるため、セキュリティソフトでスキャンを行い、ウイルスが見つかった場合は駆除をしてください。ネットでのクレジットカード利用が不安な場合は、ネット決済専用のバーチャルカードの利用も検討しましょう。カードそのものは発行されず、カード番号を任意のタイミングで変更できるため、不正利用対策としても有効です。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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