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ひろしとアカリのセキュリティ事情

動画配信サービスを装う詐欺の手口とは?

2020/06/11
アカリ「海外ドラマの新シーズンがどこよりも早く無料配信だって!続きが気になってたのよ」(パソコンを操作)、ひろし「どこで見つけたの?」
アカリ「ネットに広告が出てたの」、ひろし「視聴条件は会員登録らしい」
ひろし「へえ、無料なのにカード情報まで入力させるのか〜」、アカリ(頭の中:もしかしたら怪しいかも。)
アカリ「これ、フィッシング詐欺ってやつ?」、ひろし(頷きながら)「ネットでの行動は慎重にね」

ネット動画を安全に視聴するために

自宅で過ごす時間が増え、動画配信サービスを利用して映画やドラマ、スポーツ、音楽などの視聴を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。ただ、インターネット動画を視聴する際は、動画配信サービスを装うフィッシングサイトや偽のストリーミング配信アプリに注意しなければなりません。

過去にはNetflixをかたるフィッシングメールが出回りました。それらは「支払いに問題があり、アカウントが保留になっています」「支払方法の更新が必要です」などの文言で受信者をフィッシングサイトへ誘い込み、そこで入力された認証情報やクレジットカード情報などを盗み出すことを目的としていました。また、記憶に新しい2019年日本で開催されたラグビーワールドカップ開催期間中には、偽のストリーミングサイトが確認されています。さらに、2018 FIFAワールドカップの開催期間中には、試合映像を無料で視聴できるとうたう偽のストリーミング配信アプリも出現。この偽アプリは一般のWebサイトで配布され、Android端末にインストールされると位置情報やSMSメッセージ、通話音声データ、外部ストレージ内のファイルなどを外部に送信する不正アプリでした。このように、話題の動画コンテンツなどに便乗する手口は、くり返し報告されています。

図:大手動画配信サービスに偽装した偽のログイン画面

パソコンやスマホ、タブレット端末には必ず信用できるセキュリティソフトやアプリを入れ、常に最新の状態で利用しましょう。そうすれば、フィッシングサイトや偽サイト、不正アプリなどの脅威に遭遇するリスクを下げられます。セキュリティソフトやアプリをインストールできないオンラインゲーム機やスマート家電などについては、ホームネットワーク全体を守るセキュリティ製品で保護しましょう。

ホームネットワーク全体を守るセキュリティ製品の一例|ウイルスバスター for Home Network

また、動画配信サービスのアカウントへのログインは、必ずブックマークに登録した公式サイトや公式アプリから行ってください。メールやSMS内のURLリンク、ネット広告などからたどり着いたログインページはフィッシングサイトの疑いがあるため、安易な情報入力は厳禁です。スマホに動画配信アプリを入れる際もGoogle PlayやApp Store、携帯電話事業者などが運営する公式のアプリストアを利用しましょう。

動画:動画配信サービスを装うネット詐欺の手口

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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