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ひろしとアカリのセキュリティ事情

子ども専用のパソコンやタブレット端末を用意するときの注意点

2020/08/20
軽井「あれ、タブレット買ってもらったの?」、ツトム「いいえ。学校で渡されたんです」(タブレットを操作しながら)
軽井「なら、このゲームおすすめだよ 映像がきれいだからタブレットでプレイしたかったんだよね」(スマホ画面を見せる)、ツトム「これ、ゲーム禁止なんです」「そもそも勝手にアプリ入れられないし」(タブレットを操作しながら)
ツトム「それに、今日中に課題出さないといけないので」(タブレットを操作しながら)、軽井「つれないな〜」(しょんぼり)、(ひろしが二人のやり取りに気付く)
ひろし「部長から報告書まだかってメール来てたけど、送った?」、軽井「すっかり忘れてました!」(顔面蒼白)、(あきれるツトム)

家庭でのセキュリティ対策は保護者が責任をもって行う

日常生活のさまざまな活動がオンラインに移行する中、教育現場でもパソコンやタブレット端末を活用したオンライン授業が普及しつつあります。小学校の教育課程ではプログラミング授業が必修になったこともあり、子どもたちが学校、および自宅で情報端末に触れる機会は今後さらに増えそうです。これを機に、お子さん専用のパソコンやタブレット端末を用意したいと考えているご家庭も多いのではないでしょうか。

パソコンやタブレット端末を使うとインターネットの世界はより身近なものになります。しかし、子どもたちの多くはネットの危険についてほとんど知識がありません。そのため、家庭でも教育と対策を行い、お子さんが安全にネットを利用できるようにしてあげましょう。

情報端末のセキュリティを確保する大前提は、「セキュリティソフトやアプリを入れ、最新の状態にすること」「OSやソフトを最新バージョンにアップデートすること」です。これにより、フィッシングサイトなどの不正サイトに誘導されたり、マルウェアに感染させられたりするリスクを軽減できます。また、お子さん用の情報端末には事前にペアレンタルコントロールを適用することも重要です。これにより、成人向けサイトや出会い系サイトなどの有害サイトへのアクセスや、適正年齢に達していないアプリの利用を防いだり、ネットやアプリの利用時間を制限したりすることができます。
一般的に、学習専用端末は予めセキュリティ対策や制限が行われています。一方、家庭で端末を用意する場合には、お子さんに渡す前に適切なセキュリティ設定や利用制限を行うことは保護者の責務となります。そして、一度設定したからとそのままにせず、お子さんの年齢や成長に合わせて制限内容を見直すことも忘れないようにしましょう。

保護者が使わなくなったパソコンやタブレット端末をお子さんに利用させる場合も、事前にセキュリティを確保しましょう。その際に注意したいのがOSやソフト、端末のサポート期限です。サポート切れの場合、脆弱性や不備が見つかってもそれを修正する更新プログラムやサービスが提供されず、その脆弱性を悪用するサイバー攻撃に対して無防備になってしまいます。サポート切れのOSや製品の利用は避けましょう。

学校や地域によっては学習用端末がお子さんに支給されることもあります。学校が定めた利用ルールをお子さんに守らせるよう、保護者も気を配りましょう。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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