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ひろしとアカリのセキュリティ事情

セキュリティアプリでAndroid OSのスマホをスキャンしてみよう

2021/01/28
アカリ「スマホ内にあやしいアプリはなかったわ 使わなくなったアプリもアンインストールしたし」、ひろし「これで安心だね。習慣化が大切だよ」
ひろし「年始休みに両親のスマホもチェックしたし、すっきり」、軽井「なにをしているんですか?」
ひろし「スマホにセキュリティアプリは入っているよな?」、軽井「え、スマホにですか?」、アカリ「入れてスキャンしてみて」
軽井「これが結果です…」(2人にスキャン結果を見せる)確認が必要なアプリ数:20 ひろし「不正アプリだらけかもな」(苦笑)、アカリ「削除するのも一苦労ね」

いつの間にか不正アプリに感染しているかも!?

スマホ利用者にとって不正アプリは深刻な脅威の1つになっています。不正アプリはスマホに入り込んでさまざまな不正行為を働くアプリの総称です。たとえば、スマホ内の情報を外部に送信したり、既存のアプリを不正に書き換えたり、迷惑な広告をしつこく表示したりするなど、さまざまなタイプがあります。特にAndroid OSを搭載するスマホは公式アプリストア以外からもアプリをインストールすることができるため、利用者が気づかぬ間に不正アプリが紛れ込む可能性もあります。

不正アプリは一見害の無いアプリとしてスマホに入り込むため、それを察知できないこともしばしばです。実際、サイバー犯罪者はあの手この手でスマホ利用者をだまし、不正アプリをインストールさせようとしています。たとえば、人気アプリの名称やアイコンを使って本物に見せかけた偽アプリをインストールさせたり、カメラアプリやゲームアプリなど他の機能を装ったりする手口もあります。

また、商用ソフトの中にはストーカーウェアと呼ばれる監視用ソフトウェアもあり、行動を監視したい相手のスマホにインストールして使うアプリが配布されています。ただし、悪意をもってスマホに仕込まれた場合、位置情報や通話履歴、SNSやSMSなどのメッセージ、Webブラウザの閲覧履歴、音声、写真などのプライバシー情報が仕込んだ相手やアプリ開発者に筒抜けになってしまいます。

自身のスマホに不正アプリやプライバシーを侵害するようなアプリが入り込んでいないかどうかをチェックする習慣をつけましょう。最も確実な方法は、スマホに入れているセキュリティアプリを最新の状態にした上でスキャンを実行することです。

ただし、iPhoneの場合はセキュリティアプリによるスキャンが行えないため、目視でインストールされているアプリを確認する必要があります。通常iPhoneは公式アプリストアのApp Storeからのみアプリのインストールが可能です。しかし、過去にはApp Storeに不正アプリが紛れ込んでいた例もあります。また、iPhoneでジェイルブレイク(iOSの制限を解除して非公式アプリストアの利用を可能にする不正改造)などを行った場合、非公式アプリストアからもアプリをインストールできるようになり、不正アプリが入り込むリスクが高まってしまいます。インストールした覚えのないアプリや、操作に支障をきたしているようなアプリを見つけた場合はアンインストールしましょう。

スキャンの結果、不正アプリが検出された場合はアンインストールするなどの必要な対処を行ってください。多くのセキュリティアプリではストーカーウェアを「潜在的に迷惑なアプリケーション(Potentially Unwanted Application、PUA)」として検出します。ただし、ストーカーウェアは通常の手順で削除できないこともあります。その場合は、ご利用のセキュリティアプリのサポート窓口や、契約中の携帯電話会社の窓口に問い合わせましょう。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」
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