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スマホの対策はどこに手をつけるべき!?

iPhoneで押さえたいセキュリティ対策7選

2016/11/02
スマホの対策はどこに手をつけるべき!? iPhoneで押さえたいセキュリティ対策7選

iPhoneもパソコンやAndroid OSを搭載するスマホと同様、安全に利用する上でセキュリティ対策が欠かせません。ネットにつないでさまざまなサービスを利用したり、アプリをダウンロードしたりして楽しむ限り、ネットの脅威にさらされる可能性があります。iPhoneユーザが押さえておくべき7つのセキュリティ対策を紹介します。

iPhoneに必要な7つのセキュリティ対策

新モデルが発表されるたびに大きな話題を呼ぶiPhone。新型のiPhone7も人気ですが、iPhoneのセキュリティ対策は、どんなことを意識しておくべきでしょうか? iPhoneユーザが最低限押さえておくべき7つのセキュリティ対策を見ていきましょう。

1.不正サイト対策

iPhoneでも、Webサイトにアクセスできる以上、パソコンと同じようにフィッシング詐欺サイトやワンクリック詐欺サイトなどの不正サイトの脅威にさらされています。トレンドマイクロの調査によると、2016年の上半期(1月〜6月)において73万人を超える国内のモバイル(スマホ・タブレット)利用者が不正サイトへ誘導されました。従来定番であった迷惑(スパム)メールだけでなく、TwitterやFacebookなどのSNSのメッセージや投稿、ネット上の不正広告も不正サイトへの誘導口になっていることがあるため、注意しましょう。

対策

  • メールやSNSのリンクをクリックするときには紹介文に不自然な点(日本語の使い方の違和感や、友人・知人からのメッセージの場合、普段と違う言葉遣いなど)が無いかを確認し、不用意に何でも開かない
  • 不正サイトへのアクセスを未然にブロックしてくれるセキュリティソフトを利用する

2.アカウント乗っ取り対策

SNSやWebメール、ショッピングサイトなどのネットで利用する複数のサービスに同一の認証ID/パスワード(アカウント情報)を設定していないでしょうか? 利用中のSNSアカウントが乗っ取られて、勝手にメッセージを投稿されるなどのなりすまし被害に遭う原因の一つにID/パスワードの使い回しがあります。攻撃者は、1カ所で盗んだID/パスワードを他のサービスでも悪用できないかを試します。盗まれたID/パスワードが不正使用され、個人情報を盗み見られたり、勝手に商品を購入されたりしないよう対策が必要です。

対策

  • サービスごとに異なるパスワードを設定する
  • 複雑なパスワードを自動生成し、アカウント情報を安全に管理してくれるパスワード管理ソフトを利用する

3.SNSのプライバシー対策

iPhoneからSNSにアクセスし、友人や知人とコミュニケーションするのはいまや当たり前になりました。だからこそ、SNSのプライバシー対策は必須です。情報の公開範囲を意識せず、何気なくSNSを使っていると、意図しない相手に個人情報やプライバシー情報を公開してしまい、ストーカーや出会い系サイトへの写真の転載などの被害に遭う恐れがあることを覚えておきましょう。

対策

  • SNSのプライバシー設定を行い、プロフィール情報や投稿の公開範囲を制限する

4.公衆Wi-Fi対策

iPhoneで公衆Wi-Fi(ワイファイ)に接続する際も要注意です。公衆Wi-Fiの中には、利便性の向上を優先し、あえてセキュリティの設定をおこなっていないものや、管理の不備によりセキュリティに問題がある可能性のあるものも存在します。要注意なのは、過去に一度でも接続したSSID(Wi-Fiネットワークの識別名)の電波圏内に入ると自動的にそのネットワークに接続する機能を悪用する手口です。サイバー犯罪者は、著名な公衆Wi-Fiと同名のSSIDを持つ偽のアクセスポイントを設置し、それを本物と誤認識して自動接続された端末を攻撃することもあります。

対策

  • 公衆Wi-Fi利用時は、個人情報やクレジットカード情報など、第三者に盗み見られたくない情報のやり取りを避ける
  • 携帯電話会社やインターネットプロバイダが提供する事前申し込みや本人確認を経て利用できるタイプの公衆Wi-Fiを利用する
  • 過去につないだSSIDに自動接続する機能を無効化する

5.OSやアプリの脆弱性対策

iPhoneでもOS・アプリの脆弱性(セキュリティの穴)を突く攻撃への対策は欠かせません。脆弱性が利用されると、端末が悪意ある第三者に乗っ取られるといった危険があります。WindowsやAndroidといったその他のOSと同様にiOSにも脆弱性が存在し、セキュリティの修正が加えられたアップデートが随時行なわれています。 新バージョンの更新案内を確認したら速やかに適用しましょう。OSに限らず、アプリも新バージョンがリリースされたら速やかに適用しましょう。

対策

  • OSやアプリの最新版が入手可能になったら直ちに適用する

6.盗難・紛失対策:iCloudへのバックアップ

盗難・紛失に伴うデータ消失にも備えましょう。iPhoneには、写真や動画、音楽、文書、電話帳、メールなど、さまざまなデータが蓄積されています。バックアップを取っていないと、iPhoneをどこかで紛失したり、盗難の被害に遭った際には、一緒にすべてのデータを失ってしまうことになります。消えると困るデータを定期的にiCloudなどのクラウドストレージサービスにバックアップすることが大切です。

対策

  • データのコピーを複数とり、iCloudのようなクラウドストレージサービスや外付けのハードディスクに保管する

7.盗難・紛失対策:画面ロック

iPhoneの盗難・紛失時の対策として画面ロックも有効にしましょう。画面ロックを行っていないと、盗難・紛失被害に遭ったあとに、第三者にプライベートな写真を盗み見られたり、電話帳やiPhone自体が悪用されたりするリスクがあります。画面ロックを解除するためにはあらかじめ登録しておいた認証情報を入力しなくてはならないため、第三者にスマホを不正操作されにくくなります。

対策

  • 第三者に解除されにくいパスワードや指紋認証などの画面ロックを設定する

最低限この7つのセキュリティ対策を意識して、より安全にiPhoneを活用しましょう。

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