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気づかぬ間に不正サイトに誘導される!?

家庭内のWi-Fiネットワークの安全を保つ3つのポイント

2016/12/22
気づかぬ間に不正サイトに誘導される!? 家庭内のWi-Fiネットワークの安全を保つ3つのポイント

ご家庭のWi-Fiルータのセキュリティは万全ですか? ホームネットワークの出入口となるルータを無防備な状態で利用していると、第三者に通信内容を盗み見られたり、ホームネットワーク内の機器を不正操作されたりしてしまうかもしれません。Wi-Fiルータを安全に利用するための3つのポイントを紹介します。

ルータのセキュリティ設定を忘れずに

駅や空港、カフェなどの公共の場だけでなく、家庭でも無線LAN、いわゆるWi-Fi(ワイファイ)が普及しています。Wi-Fiは、電波の届く範囲であればどこからでもネットに接続できる仕組みです。家庭ではWi-Fiを利用したホームネットワーク(家庭内LAN)の構築が進み、パソコンやスマホだけでなく、テレビやゲーム機、レコーダー、オーディオなどの機器もつながるようになりました。

みなさんは、安全なホームネットワークの構築に必要なWi-Fiルータのセキュリティを意識していますか? 最近ではボタン一つやスマホで初期設定を行えるWi-Fiルータも登場しており、セキュリティなどの各種詳細設定を行うための管理画面にアクセスしたことのない方も多いのではないでしょうか。

Wi-Fiルータのセキュリティ設定に不備があると、ホームネットワークに侵入され、通信内容を盗み見られたり、ネットワークにつながる機器を不正操作されたりしてしまう危険性があります。いますぐWi-Fiルータのセキュリティを見直してみましょう。

Wi-Fiルータのセキュリティを確保しよう

家庭のWi-Fiルータの安全を保つため、以下の3つのポイントを確認しましょう。

ルータの管理画面に入るための認証パスワードを変更する

パソコンなどのWebブラウザ経由でルータの管理画面にアクセスし、認証ID/パスワードを変更しましょう。管理画面へのアクセス方法は、取り扱い説明書やメーカーのホームページから確認できます。ID/パスワードはメーカーや機種ごとに初期値が一律(例:IDがroot、パスワードが空欄など)で決まっていることがあり、こうしたルータに悪意のある第三者のアクセスを許すと初期値のIDとパスワードで管理画面に入られ、ルータを乗っ取られてしまう可能性もあります。パスワードを変更する際、使用できる文字種をランダムに散りばめ、第三者に推測されにくいパスワードを設定しましょう。

暗号化方式にWEPを使わない

Wi-Fiルータは、接続する機器との間の通信を暗号化し、通信内容を第三者に盗み見られないようにする仕組みを備えています。暗号化の方式としては、WEP、WPA、WPA2とよばれる3つのものがありますが、ポイントはセキュリティ強度の低いWEPを使わないことです。現在ではWEPは短時間で解読されてしまうことがわかっており、認証用ID/パスワードが簡単に取られてしまう危険性があります。よりセキュリティ強度の高いWPA2を指定しましょう。設定は同様にルータの管理画面から行えます。もしも利用中のルータでWEP方式しか選択できないようであれば、買い替えをお勧めします。

ルータのファームウェアを更新する

Wi-Fiルータに内蔵されているファームウェアの脆弱性(セキュリティの穴)を狙う攻撃が流行しています。トレンドマイクロは、2016年1月から3月までに国内の約1万6,900台のパソコン上でファームウェアの脆弱性を突くウイルスの検出を確認しました。ファームウェアの脆弱性を攻撃されると、ルータの管理画面に不正アクセスをされ、ルータのDNS設定を変更されたりする可能性があります。

DNS設定を書き換えられてしまうと、ルータと接続するパソコンやスマホなどの機器から正しいURLを指定しても、知らぬ間に詐欺サイトやウイルスを拡散するサイトに行き先を変更されてしまう場合もあるのです。

ルータの製造元のホームページや取扱説明書でファームウェアのアップデート方法を確認し、可能ならファームウェアの自動更新設定を有効にしましょう。自動更新に対応していない機種の場合も、ファームウェアの更新プログラムが提供されたら速やかに適用することが大切です。

ホームネットワークの安全性をチェックしてみよう

トレンドマイクロは、ホームネットワークの安全性を評価する「オンラインスキャン for Home Network」を無料で提供しています。オンラインスキャン for Home Networkを利用すれば、ホームネットワークをスキャンし、Wi-FiルータやWebカメラなど、現在ホームネットワークにつながっている機器を確認できます。加えて、各機器のセキュリティの問題点と解決策を提示してくれるため、それをもとに適切なセキュリティ設定を行うことができます。

いまのホームネットワークの状態を確認するところからまずはじめてみましょう。

※バナーをクリックするとトレンドマイクロのオンラインスキャン for Home Networkのページが開きます。

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